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和尚


このひとは結構好きだったのだが(昔、精神世界本のコーナーにはよくあった)、内部告発の本「ラジニーシ・ 堕ちた神」(ヒュー・ミルン、第三書館)を読んだときは少々驚きました。
ラジニーシ和尚が、早漏だったとかピーピング好きだったとか、 物質欲の固まりで、収集癖があって、カフスボタンから90台のロールスロイスま でを抱えていたとか、ありゃりゃな暴露の数々。
アメリカに本拠を移してからは、 組織を弟子に乗っ取られたとかいうカッコ悪さ。
なにより驚かされたのは弟子達の 行動の品の無さ。サルモネラ菌は振り撒くわ、反抗的な弟子を監視脅迫するわ、町 の議会を乗っ取ろうとするわ、どこかのカルトとやる事はほとんど同じ。
人間て、 似ているんだなあと妙なところで感心した。
本当のことなのだろうか。
あの事件以来よく出てきたカルト対策の本なんかにも、カルトの例としてよく紹介されていた。
しかし、こんな本を読んだ後でも彼の講和がけっこー面白い、という事は確かな事なのだ。ユカイな人物ではある。
本の中である霊媒師が言う。このひとは自分の言っている事を理解していなかっ たのです、と。


ところで和尚の本で気に入っているのは「反逆のスピリット」です。

これは、単に、背表紙に和尚の写真を使っていない数少ない講和集の一つだったので、本棚に入れておくのにうるさくないだろうと思って買ったのです。
読んでいて、ちょっとなあ、というところや、
また負惜しみ言ってら、というところなどあるのですが
「反逆」というテーマが、和尚の生き方や性格とよくマッチしていることもあってか(少なくとも、この人が「反逆的」だというのは確かなことですから)、いつもにも増して いきいきと講和が語られていきます。
まあ中にたっぷり挿入されている和尚の写真は笑ってしまいますが・・・・
ともかく、力強い作品。構成のバランスといい、配分といい、微妙なところでまとまっています。
読む者に何ものかを残すという点でも、この人の講和の中で、かなりな傑作だといえると思います。

だがやっぱりどこか気持ち悪いのも確か。
 
反逆のスピリット めるくまーる 
主な内容:
反逆者は戦士だ/笑いながら反逆する/急がないと地球は終わってしまう/瞑想と何か/ 反逆の炎/内側に入って見てごらん!/大好きなことを仕事にしなさい/二十四時間瞑想している必要はない/その他

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