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トウガラシの文化誌(アマール・ナージ 草思社

もちろんトウガラシについていろいろ書いてあるのだが、少なくとも、「タバスコ」で有名な、マキルへニー社が「いやな会社」である事はよく分かった。
他人が作り出した「タバスコ」を、自分が作ったかのように装い、ぬけぬけと1870年、特許を申請。その後も、他の、多くあった「タバスコ」会社を次々と攻撃して「タバスコ」(トウガラシの品種名にすぎないのに)という商品名の使用を禁止しようとする。
1905年の商標法施行にもとづく商標登録の際には、「私らが唯一のタバスコソース業者」と嘘までついて申請していた。
タバスコというトウガラシを初めて植えたのも、名前を付けたのも自分らだ、と強引な主張もしている。こんなことは文書を調べればすぐばれる嘘なのだが、学者などを抱き込んで、ごねていたらしい。
でも最後の最後にはマキルへニー社が勝ってしまうという不思議。何でもしつこい方が強い。
なるべく、この会社のタバスコを買うのを止めよう、と思ってしまった。
マキルへニーと最後まで張り合ったトラッピー社のタバスコソースを買いたいもんです。
もっとも、もはや「タバスコ」という言葉はマキルへニー社のもので、商品名には使えないので「トラッピーズ・ペッパー・ソース」となったらしい。
関係ないリンク:タコスソースの作り方
 

ムスリムニッポン(田崎拓也)小学館

サピオ風「こけおどし」文体、というようなものが少しうっとうしい。でも最後になって登場人物のそれぞれの末路を描いていく時にこれが活きてくるところもあって、嫌いな文体だが一長一短といったところ。
東京裁判で気が狂って、東条英機の頭をぴしゃっとたたいた大川周明など、以外なひとがイスラム教徒だったのだが、だれもかれも、なんだかまわりから浮きまくっている。大人物であることが多いようだが、人生もどちらかというと悲惨である。イスラム教の厳しさというのはやっぱりどうしても日本人とは異質なんだろうなあ、と思わされる。あとがきにあるように、イスラム圏の人が多くやってきているが、宗教的厳しさ(戒律的な)が理解されずにたいへんかもしれない。
戦前の日本が、トルコなどのイスラム国にもちゃんと目を配っていたらしいことも描かれていて、意外。今はちょっと偏りすぎなんだろうと思う。

陳式心意混元太極拳 (馮志強)ベースボールマガジン社

 
 
この老師は、何といっても、顔がいい。厳しいような、引き締まった顔が、ただ者でないという雰囲気を発散させている。私は別に太極拳をやるわけではないが、何かの先生を選ぶ時に、顔を基準にして選ぶというのは案外重要なことだと思う。ここで、自分の「美意識」が試されるのだ。同じ太極拳でも、クエストからビデオが出ている程聖龍老師は 何だかなあ、という感じがする。”ダイエットしたアサハラショウコウ”に見えてしまう(勝手なこといってすまん)。
リンク:太極拳