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神との対話 ニール・ドナルド・ウォルシュ サンマーク出版 1997

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この本は、amazon.comでずーっとベストセラーに入っていたので、内容はどんなものだが分からなかったが、読んでみたいと思っていた。
しかしひいひい言って洋書を読んでも、読みおわったころ翻訳が出ると努力が水のアワとなってしまうので、用心深く様子を見ていた。
結局サンマークから翻訳が出たため、用心深くしておいて正解だったといえる。
でもサンマークだとは思わなかったなあ。

なんとも大胆な題名。この挑発的な題名もアメリカでは一要素として作用し、 売れたのかもしれない。
「神」と自ら名乗る存在との自動筆記の対話録で、チャネリングの変形らしい。
もちろん自動筆記というのは見方によってはチャネリングよりクラシックな「霊」との対話法であり、昔からある。この本は自動筆記をチャネリングの文脈に置くことで、チャネリング的な内容に新しい光を当てたようだ。しかもチャネリングの相手が「神」なので、これまでのあやふやな「存在」と対話する、という形より直接的である。

人間のバランス感覚としてこの種の「対話」が現れると仮定するなら、今回の”超越的存在”の出方があまりに直接的であることは、それだけ人間の変化も急を要するという事かもしれない。

会話の相手が「神」という触れ込みなのだが、「神」が恐れ多くもかしこくもぺらぺらと言葉でもって話し掛けてくるというこの図式には、やはりどこか笑ってしまう。「神」が究極的なものだとすれば、すべては神なので、どんな下世話な事も神の表現だと言える事は言えるが、やはり「神」が言葉で、冗談などを言いながら対話するというのはシュールなものである。

だが、

あなた方はみな精神的ハンセン病患者だ。精神が、否定的なものにむしばまれている。

というような差別的表現は、いくら神様でも、まずいのじゃないだろうか。

なんだが「うっかり」というような人間臭さが、一般に言う「神様」像を揺さぶっているようで興味深い。言葉遊びでごまかしたりしてるし。

もちろん

あなたは「本当の自分であること」はたやすいと思っているかもしれない。だが、それはあなたの人生で一番の難題だ。それどころか、決して実現できないかもしれない。

まず、こうありたいと思う考えに基づいて行動しなさい。それから、こうありたいと思う考えを言葉にしなさい。それを何度も実行していれば、精神の訓練が出きて、新しい考え方ができるようになる。

あなたがほんとうにしたいことを、どんどんしなさい!ほかのことをしてはいけない。もう、あまり時間はない。生活のためにしたくもないことをして、人生の時間をむだにしようなどと、どうして考えるのだ?そんな人生が何だというのか?


といったような気の効いた言葉もあちこちにある。

読めば、力づけられるかもしれない。
ただ、いつもながら、「固い現実」にぶつかるのはありがちなことだが・・・・

このシリーズは全部で三冊あるというが、続きは翻訳されるのだろうか?

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