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ジョン・レノン全曲解説 ジョニー・ローガン シンコーミュージック 1998



ジョン・レノンの曲は、「夢の夢」(#9 dreams)などが結構好きだったのだが、これを読むと、この曲はインスピレーションも無しに、プロとしての熟練の技だけで作り上げた、とある。ちょっとがっかり。
曲中ぼそぼそっとなんかささやいていたが、あれは恋人メイ・パンが「クリシュナ」と言っていたという。

同じような透明感のある曲、glow old with meも良いが、これは教会の結婚式で歌われるようなスタンダードナンバーにしたかったそうで、ジョンが死んでしまったこともあってか、現在そのようになっていないところが残念だとおもう。
あと好きといえば、GIVE PEACE A CHANCEがあるが、これはJOHN LENNON COLLECTIONにならないとCDでまともに聴けない。SHAVED FISH のあっけない58秒フェードアウトでとほほほほになったことを思い出す。もっとも、このJOHN LENNON COLLECTION も、LENNON LEGENDの発売を機に廃盤になったという。
ジョン・レノンのファンにとっては常識なのだろうが、こっちは何も知らないのでいろいろ面白い。

ジョン・レノンの歴史を振り返る時、オノ・ヨーコの存在は無視できない。当時のことは全然知らないが、こうして「総括」風に曲を振り返って読んでいくと、彼女に対して皆が苦笑混じりに戸惑いつつ見ていたということもなんとなく伝わってくる。
あのアヴァンギャルドさというのは今考えても、あんまり中身もないもののようだった気がする。
前衛を気取ったパフォーマンスでコンサートなどを聞き苦しく歪めてしまうこともあって、そんなコンサートの録音を聞く事になる後世の人々にとってはある意味では困ったことかも。他にもいろいろへんてこなことをしている。ジョン・レノンが生きていたら、へんてこさという点で、どうなっていただろう。まあ、オノ・ヨーコあってのジョン・レノンなので、いいのだが。

だが、ジョン・レノンが政治運動に熱中した頃というのはやっぱり、カッコ悪く、SOME TIME IN NEW YORK CITYについては、案外、今でも聴けるじゃないか、という書き方なのだが、実際カッコ悪さという点ではどうしようもない。やっぱり何にせよ熱中というのはよほど注意してかからないと、とんでもない方向へ行ってしまう。見苦しくないように、自分を見ている目というのは必要なんだなーと思った。
これが一つの教訓なのであった。




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