ライフヒーリング ルイーズ・L・ヘイ たま出版 1996新装

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前向きに生きることに取り組んだおかげで、
自尊心がつき、暴力を振るう男性とは関わりを持たなくなりました。
むごく扱われて当然なのだと無意識に信じていた私のパターンに、
そうした男性が当てはまらなくなったのです。
かれらの行為を許しはしませんが、
わたしに彼らを引き付ける「パターン」がなければ、
縁もゆかりもなかったでしょう。

(p324)
この文章が、この本の内容を象徴している




裏表紙に著者の写真があった。
1925年生まれだから、今やかなりの年になるだ ろうとおもう。 アメリカならばどこにでもいそうな、はでめのオバサンで、写真で見 る限り、 とくに「スピリチュアル」な感じはしない。
しかし経歴はきつかったよう で、5歳でレイプされた事に始まり、15で家出、16で出産などと、どうしても自ら の心の傷と戦わなくてはならなかった運命をあてがわれたらしい。
その克服の 成果が、この本であり、「ヒール・ユア・ボディ」などのヒーリングの著作だった。
病の一覧とその原因、対処法について、本の後半、三分の一ほどをあてている のだが、これがあんまり当たっている気がしない。少し強引ではないかと思う。示 唆にはなるだろうが、それにしては細かすぎる。

例えば、喘息の原因が「息苦しい愛」なんて言われてもねえ・・・
大腸炎が「極端に几帳面ば両親」のせい、なんて良く、分からない。

もっとも、こうした細かい分類の前に、大まかな病気の原因を説明しているが、こ の辺は、まあ納得できる。こちらにも、一見奇妙な結び付けをしているところはあ るが。

前に読んだ「癒しの光」のバーバラ・ブレナンがこの本の事を誉めていた事を思 い出したのだが、 何だか民間療法のような感じもする。 つまり、おおむね方向 は正しいのだが、考えすぎてちょっとずれてしまったような感じとでもいうか。

魂を浄化するものとして ラジニーシの団体やTM(超越瞑想)などを推薦してい る。ここらへんが何か時代がかっている。

言っている事は簡単で、ニューソート系のことだ。実際に昔、どうにもならなくなっ たときに、たぶんニューソート系の教会に行って、それが立ち直るきっかけとなっ た。

"私たちが信じるものは必ず、現実になります。"

と、言う思想にもとづいて、この世でいかにすばらしい人生を送るかを説いてい る。

必要な事はすべて啓示される

必要なものはすべて与えられる

何もかもうまく行く

と、どれもよく聞く事である。いかにも、のニューエイジ人生論。

だがこの思想を実践して、癌まで直してしまったこの著者。
こういう人の存在自体が,何よりすごいのである。

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