精神世界本 ものぐさ版

  
 
宇宙で気がついた
人生で一番大切なこと
−宇宙飛行士からの、家族への手紙
ジェリー・リネンジャー
講談社
 
あんまり意味の無い本だと思う。
家族のために自費出版で出したらちょうどいいくらいの内容で、 言ってみれば家族のアルバムを無理矢理見せられているような、 そんな感じ。通り一遍のことしかなく、思索にしても深みが無いのがきつい。
何でこんなに早く翻訳されたのだろうか??
★★
いつでも会える
菊田まりこ
学研
童話。昔売れていました…。 ★★★ 童話
道元いまを生きる極意
栗田勇
日本経済新聞社
 
オヤジ向けかな。出版社を見れば当たり前だけど。 ★★
人生の意味
キャロル・アドリエンヌ
主婦の友社
 
この著者は『聖なる予言・実践編』を書いた人らしい。
「偶然に意味がある」という例のニューエイジの調子でちょっと一本調子すぎるのと、 ずいぶん乱暴な議論を重ねていくので、また読んでいると眠くなる。 例えば寝る前に夢で答えを与えて欲しいと念じて寝るのはいいのだけど、 夢の最初が問題の本質を示していて、真中がそれに対してすべきことを示して、最後にその結果が示される、という 恐ろしいまでの単純な決め付けはどうだろう。
また「ニューエイジ」の思考法に読者がなじんでいるのを前提として初めから書いているので、 普通の人がいきなり読んだらかなり戸惑うような気もする。 するべきことは霊界から指示されている、というようなことが突然何の気なく書かれていたりする。
★★ ニューエイジ
定年和尚
−サラリーマンがお坊さんになった
本郷慧成
日経BP社
 
企業人が坊さんになったという珍しいところが売り、だけども、 内容はべつにどうということもなく、ありきたり。
しかし、もと企業人だったのにこんなにもそれらしい「坊さん顔」になるんもんだなあ。
★★
地獄は克服できる
ヘルマン・ヘッセ
草思社
 
こういう本を読んでしみじみするのもまたいい。
何かをここから得ようというのではなく、味わう本。
★★★ 随筆