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ティク・ナット・ハンという名は、前からよく聞いていたのだが、ベトナム戦争の頃から世界的に活躍している人だとは知らなかった。キング牧師にノーベル平和賞に推されていたということも初耳。結構すごい人だったんだ。現在フランスに亡命中だとか。
そもそもティク・ナット・ハンという名前の響きがなかなか良い。人のエライ度というのは名前で決まってしまうことも多そうである。世界史を考えても、歴史的な偉人は、たいてい名前の「響き」が強いものだ。(乱暴な意見)
内容は平易。「行動する仏教」を標榜している。人は誰一人孤立して存在してはいない。というのは、私という存在は私以外のすべての要素が関係して生み出されているからだ。ちょうど一枚の紙に、紙そのものでないすべての要素、たとえば、原料である木々や木々を育てた雨、雨を生み出した雲が関わっているように。これが副題の意味になっている。だから自分を変えることは、世界を変えること、世界を変えるとは自分を変えることを直接、意味している。これにもとづいて行為することを「行動する仏教」という。
ずっと前にこの人についてのHPを見たことがある。今もあるのか知らない。 |