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癒しの光(上)バーバラ・アン・ブレナン 河出書房新社 1997 97・10
読む順序が、(下)と逆になってしまった。
うーん、相変わらず、すごい。この冷静さ、確信に満ちた態度、ただ者ではないなあ。
(上)の方は、導入編という性格で、オーラ=エネルギーフィールドの説明や、ハラレベルなどの存在の四つの次元、
日常の生活の全般的な注意点、ヒーリングというものの基本的な考え方、ヒーリングの過程、
等を解説している。
「生活の注意点」に目を通しているとなんだかアンドリュー・ワイル博士の本でも読んでいるみたいな錯覚に陥りそう。
食べ物を選ぼう、ということやビタミンは食事から、電磁波を避けようといった、まあ納得がいくかな、ということから、
さまざまな色の一覧を掲げて、それぞれがチャクラに及ぼす影響などという、人によって反応がまちまちだろうということまで羅列されている。
システマチックに、包括的に書かれる。重曹と塩で歯磨きをすべし、というような謎めいたものもある。読む人が読めば、きっと面白いはず。
「オーラのブラッシング」を読んだときは「聖なる予言」をおもいだした。ほとんど同じ事を言っている。してみると、あれは結構確信的に書いたのだろうか?ううむ。
ハラレベルの説明などは、(下)で詳しく繰り返される。
(下)を読んでしまうと、議論の前提を整理するという要素が多いので、なにか教科書的な冷たさを感じてしまうがこれは仕方が無い。実際に教科書らしいので。
だからヒーラーの心がけのような、普通読む方には関係ないだろ、というような記述もある。
中で引用される事例とかは多く、なかなかおもしろくて自分のことを振り返るのにも、いいかもしれない。
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